イサオスタジオ Blog

「イサオスタジオ」という映像制作会社のBlogです。 映像や音声の制作技術の話題にとどまらず、料理や旬の話題まで「皆様のお役に立てそうな記事」を書いています。

Windows SIM内蔵パソコンの接続不具合(APN設定)を改善する

癖のあるAPN設定

私はモバイルルータを立ち上げてノートPCでネット接続する「待ち時間や接続操作」が
面倒なので、多少予算が高くついても「SIM内蔵モデル」をチョイスします。

が、、、肝心なときに繋がってない。。。

iPhoneやiPadのように安定して繋がっているのが当たり前ではなく、どうしてこんなに不安定なのか。。。

「SIM使って携帯電話ネットワークでWAN接続」というPCマニアの方なら、
こんなキーワードで不具合を検索されてると思います。

規定のAPN削除
SIM PIIN2 を入力して、モバイル ブロードバンド ディバイスのロックを解除して下さい
windowsでこの接続を管理
「圏外」のまま接続操作ができない
APNを添付する
APNを入力して、やり直してください。
X1 Carbon


※Lenovo X1 Carbonユーザーの方は特にお困りの方が多いと思われます。

私が辿り着いた安定接続法

この記事をご覧になられている皆様は、ある程度試行錯誤されていると思うので細かい解説は無しにして「私が試した安定接続法」をご紹介します。

これまで「スリープから復帰>頻繁に接続断>再起動>・・・のループ」でしたが、随分長く接続が保たれるようになりました。

「折角買ったSIM内蔵パソコンを快適に使いたい」という一心でいろいろな記事や解決法をつなぎ合わせてみました。ネットワークやWindowsの専門家ではないのでより深い解説はできません<( )>

しかしながら、これまでより長時間安定して接続できていますので試してみる価値ありです!

設定の実際

1. 規定のAPNを削除する

これはいろいろなところで記事にあがってますね。
規定のAPNがSIM会社(IIJMioとか)のAPN情報の邪魔をし、GUIから削除できないというもの。

下記の手順を踏んでこの「APN情報をクリア」にします。

「コマンドプロンプト」を呼び出して

netsh mbn show profile interface="携帯電話"

と打ち込むと、現在設定されているAPN情報を見ることができます。

すると恐らく3行ほど英数字の羅列が出てきますが、下記コマンドを打ってそのAPN情報を削除します。

netsh mbn delete profile interface="携帯電話" name="xxxxx"

"xxxxx"の中に「削除するAPN」を入れる。

(ex.)

netsh mbn delete profile interface="携帯電話" name="6DED1EB9-3E52-454F-962D-AB327E3945C7"

netsh mbn delete profile interface="携帯電話" name="AB2E80C1-9296-4B3A-8529-18390639F602"


2. プロバイダ指定のAPN情報をXMLファイルとして用意して設定する。

APN削除後は、 下記の手順でAPN情報を設定します。

  • 下記APN情報を記載したXMLファイル作成

  • ローカルCドライブに用意

  • コマンドプロンプトを呼び出して設定

メモ帳で下記を入力し、.xmlの拡張子で保存します。

そして、下記の項目をご自身の環境に合わせて書き換え保存してください。

SubscriberID: はご自身のPCから "IMSI" を調べて貼り付けます。(調べ方は下記へ)

SimIccID:はご自身のPCから "SIM ICC ID" を調べて貼り付けます。(調べ方は下記へ)

AccessString: はプロバイダ指定の "APN" に書き換えます。

UserName: はプロバイダ指定の "ユーザ名" に書き換えます。

Password: はプロバイダ指定の "Password" に書き換えます。

AuthProtocol: はプロバイダ指定の "認証タイプ" に書き換えます。(大抵PAPかCHAPですね)


※「IMSI」と「SIM ICC ID」の調べ方

Windowsの設定(歯車)→ ネットワークとインターネット → 携帯電話 → 詳細オプション へ進むと、下の方にワイヤレスWANアダプタの「プロパティ」が表示されています。

このなかから、IMSIとSIM ICCIDをコピーして貼り付け・書き換えます。

f:id:isaoc:20190429123617p:plain

上記をご自身の環境に合わせて書き換え名前を付けて保存します。
(私の場合 c:\tmp\profile.xml で保存しました。)

XMLファイルが所定の場所に用意できたら、コマンドプロンプトから

netsh mbn add profile interface="携帯電話" name="c:\tmp\profile.xml"

と打ち込み、作成したAPN情報(profile)を読み込ませます。

この操作で「規定のAPN」にプロバイダ指定のAPN情報が設定されます。


3. 「APNを添付」させてLTE接続を行う。

規定のAPNがプロバイダ指定のAPN情報になっただけだと、
HSDPAやUMTSといった3G接続でしか接続できません。

LTEを掴む為に GUIから「APNを添付する」に進み、いつものようにAPN情報を入力します。

①APNを添付する

私の場合下記のとおり設定しました。(APN値はIIJmio)

★APNの種類は「インターネットおよびアタッチ」を指定してください。

設定したら一旦再起動をかけます。再起動をかけないとLTEを掴みません。


②規定のAPNの下にあるIIJmioAPNを削除します。

(GUIから追加すると新たにAPNも追加されるので削除し、LTE用の添付のAPNのみ残します)

削除後、また再起動かけてつないでみます。

「規定のAPN」 「APNを添付する LTE用のAPN」に
無事プロバイダ指定(私の場合iijmio.jp)が設定され、LTE接続となりました。

f:id:isaoc:20190429152258p:plain

このやり方で今のところ安定して接続出来ており、
接続断になっても再起動なく再接続出来ます。

ただ、「Windowsでこの接続を管理」にチェックボックスを入れて自動で接続することはできないようです。 手動でも安定して繋がってくれてるほうが有り難いのでこれで良しです。 f:id:isaoc:20190429154129p:plain

余り詳しくなく、完璧な設定ではありませんが
この設定がお役に立てれば幸いです。