イサオスタジオ Blog

「イサオスタジオ」という映像制作会社のBlogです。 映像や音声の制作技術の話題にとどまらず、料理や旬の話題まで「皆様のお役に立てそうな記事」を書いています。

笑顔を引き出す掛け声のコツ(写真撮ってもらえますか?観光地エピソード編)

「写真撮ってください」と通りすがりにお願いされることが度々あります。

顔に「カメラマンです」とでも書いてあるのでしょうか(^_^) 最近では外国人からも「お兄さん、カメラ 」って頼まれます。万国共通で声を掛けやすい顔なのかもしれません。→沖縄顔だしな(笑)

沖縄のオクマビーチにて素敵な思い出

あまりに綺麗な青い海、白い砂浜。

何も考えずボーッとリゾートベンチ?で寝そべっていたところ

「すみませーん♪写真撮ってもらえますか?」

と、とても体格の良い若者が数名でゾロゾロやってきた。

私:「いやーしかし、皆さんすごい体格ですね」(だって腕が脚のように太いのだ!)

彼ら:「ウェイトリフティングの合宿でして(^_^;」

なるほどー。そりゃ良い体格な訳だよ!

と、何故か「写真を撮ってもらえますか?」と声を掛けられる事の多い私。

出会ったのも何かのご縁ということで、だいたい雑談に振る(笑)

  • 暑いっすねー、良い天気ですねー(天気ネタ)

  • どこから来たの (だいたい地元好きだから喜ぶ)

  • 良い腕してますね〜(どこか褒める)

などなど。

彼らといろいろ雑談していると、一人が「一番小柄だけど一番腕が太い子」を指さして

「この人オリンピック選手です」

と。

私(心の声):

マジかよ!すげー。オリンピック選手に声かけられた!

「街角ただ歩いていたら声かけられ写真家」もやってりゃ良いことあるな♪と上機嫌。

彼らは、ウェイトリフティング・日本ナショナルチームのメンバーだそうでオクマビーチに合宿に来ているそうな。こんな自然豊かで美しいし、ご飯も美味しいところだと合宿も集中できるよな。

で、そのオリンピック選手は、我が故郷沖縄が輩出した「糸数陽一」選手でした。ホント凄い腕だった。

bunkumo99.com

これをきっかけに「2020 東京オリンピックは、ウェイトリフティングの応援に行こう」と心に誓ったのである。

「街角ただ歩いていたら声かけられ写真家」(自称)は、 時に素晴らしい出会いも呼び込むのだ!

街角で「写真撮ってもらえますか?と声を掛けられる」→そのとき楽しく笑顔を引き出すには。という記事を書こうと思ったのはこの写真がきっかけです。

この錚錚たる日本ナショナルメンバーに囲まれた私が如何に貧弱かわかるであろう(笑)

上半身裸じゃなくてよかったよ、ネット掲載不可レベル(笑) ↓↓

前置きはここまでにしておいて、
街角で「すみませーん。写真撮ってもらえますか?」と声を掛けられたときの

「笑顔の引き出し方のコツ」をご紹介しようと思います。

せっかく自分に声を掛けてくれたのだから、渾身の一枚を撮らせていただきたく、撮影に挑みます。

まず

「どんな風に撮りますか?」と大まかに希望を聞いてみます。

背景もがっつり入れこんで「ここに来ました感」を強調するか、人物大きめでいくかなどなど。 人物・背景のバランスが、どっちも良い感じになると喜ばれます。

1. 構図

背景と人物が「良いバランス」になっているか。グループの時はお隣との距離間隔を埋めてもらいます。 人物がポツンとなると家に帰って見ると少し寂しい・・・。表情がハッキリ見えるのがいいですね!

2. カメラ設定

最適なモード設定を選択。(だいたいそのままシャッター押してもらってーと言われるけど、慣れてくるとモード選択して、顔に適正露出なんかできると喜ばれます。)

3.会話

人を撮るときは「まず会話」
どこから来たんですかー? いいですねー♪会話を楽しみます。

4. 表情

笑顔を引き出す。当然、撮る人も笑顔です。撮る人が堅い表情だと笑顔を引き出すのは厳しいです。だから喋ります。

iPhone・Android「スマホ」で撮ってもらえますか?とお願いされたとき

顔の所タップするだけで大抵そこにピントと絞りが合うので、そのバージョンと、背景のところタップして背景に合わせたバージョン2回撮るといいかもです。

余談ですが「鳥も寄ってきます」
撮りなーと言ってるかはわかりません(笑)

写真は表情が大切です。

自然な笑顔を引き出すことは、なかなか難しい。
「笑って!」と言っても、特に年配の男性は硬い表情がなかなか和らぎません。

知らん人に笑ってと言われて笑える人はそうそういないよねー。

昔のカメラは感度が低い→シャッタースピード長い・・・から「直立不動じゃないとブレる」
被写体のお父さんもそういう感覚が身についてるのかも(^_^;

こんなときに役立つ、「魔法の言葉・笑顔を引き出す掛け声」をブログを読んでくださった方へ特別に伝授しましょう!

撮影前にいうお馴染みの「ハイ、チーズ」を言い換えてみるだけです。
「1+1は?」

「ニッ!」

と、高確率で自然で優しい笑顔を引き出すことに大成功!

この「ニッ!ニー にぃー♪」の声、表情でその場の雰囲気も和みます。

ここで撮影は終わりません。和んだ雰囲気を利用して、もう1枚撮りましょう。 ただし2度目の「1+1は?」は面白みが半減するので、ひと工夫が必要です。

「3-1は?」とか「5-3は?」

などにアレンジ。楽しく「ニッ!」を導いてください。 1枚目よりも更に豊かな表情の写真が撮れるでしょう。

自分の撮った写真が「通りすがりの人の大切な記念になる」と思うと嬉しくて、つい張り切ってしまいます。

昭和チックですけど、老若男女誰でもわかる 「ニッ!」魔法の言葉、本当におすすめです。 思い出の記念写真のお手伝いするときに是非使ってみてください!

場合によっては「通りすがりの人」から、「大事な人」に変わるかもしれませんよ♪

※日本語が通じない外国人には不向きですが、ノリが良いので笑顔は大丈夫(Nice Niceでいいんじゃないかな)海外バージョン是非教えてください!

あ、糸数陽一選手の応援もよろしくお願いします♪

www.joc.or.jp

そうだ。あの写真、俺は被写体だったな。撮ってくれた方には雑談で撮り方・声のかけ方教えました(笑)

「魔法の言葉」教えてくれたT師匠ありがとうございます!

ウェイトリフティング日本ナショナルチームのメンバーの皆様ありがとうございます。この写真家宝に致します(..)_ オリンピック目指して頑張ってください!