「ネオパン・NEOPAN」 その懐かしい響き
富士フイルムが製造・販売している白黒フィルム。その歴史に幕を下ろすとの事。
プレスリリース 黒白フィルムおよび黒白印画紙 販売終了のご案内
ビデオもVHSの生産が終わったりして時の流れを感じましたが、モノクロフィルム・印画紙も生産終了と聞いて、また1つ時代が遠ざかったなって感じです。
プレスリリースにはこんな一文。
黒白フィルムおよび黒白印画紙ともに、全種類販売終了となりますので、ご使用推奨品はございません。
徐々にラインナップを減らしていってたんですね。ネオパンSSはとっくに生産終わってたというのもさっき知りました。(あと富士的には「黒白」っていうんだな〜)
私がモノクロにハマったのは「家で現像ができるから」でした。カメラ雑誌を手にして興味を持ったのはカメラ本体や撮り方のページではなく「DPE」とか「家で現像をやりましょう」ってところでした。
昔はテレビでも白黒現像(手焼き)のシーンがよくあって(刑事ドラマとかだったかな)オレンジのランプの下で、液に印画紙を浸すと像が浮かび上がってくる・・・。
そして、流水のパッドから印画紙を引き上げ、紐につるす。水滴が印画紙の縁から滴る。
所謂「暗室」のシーンですね。
それに憧れてましてですね(笑)
一通り「暗室セット」を買い揃えた懐かしい思い出があります。
最初に手焼きしたのは「おばあちゃんが家事してる」の一コマでした。像が浮かび上がってくる感じ、今でも鮮明に覚えています。
フィルムは一発勝負ですし、撮ったその時には結果が見えないですから「1枚の重み」があります。
しかも手焼きだと、もわっと湿った部屋で、酢の香りを嗅ぎながら・・・となって、もっと愛着が湧きます。
「おばあちゃんの大切な1コマ」実家のどこかにあるはず!探してまた手にしてみようと思いました。(スキャンしておこう〜っと♪)
フィルムカメラお持ちの皆様、この機会に「ラストネオパン」してみては如何でしょうか?