ポメラDM250・雑感 ~使用から2ヶ月経って~
発売日翌日(2022年8月1日)にお届けした開梱レビューから2ヶ月が経ちました。ノートパソコン、スマホ、そしてポメラDM250。3つの「書き道具」をTPO・気分に合わせて引っ張り出して記事を書いています。
ポメラは3つの道具の中でも「最も書くことに集中できる」アイテムであると改めて感じています。往時のワープロを彷彿とさせるモノクロディスプレイが目に優しく、長時間、楽しく「筆を進める=キーをたたく」ことができます。
バッテリー持ちもよいので、アイディアを書き留めたり、じっくり思案するときの相棒としてもオススメ。
更にはフォントもモリサワのUD(ユニバーサルデザイン)フォントを採用していることもあり、ハッキリ・くっきりで、目を凝らすことなく楽に見ることができます。(老眼が進んだ私としては、これが最大のメリット。見やすいし、書いていても疲れません。)
過去記事はこちら。
ノートPCとの並行使用
私はPCのディスプレイを広く使いたいので、いつも最大解像度且つ、フォントサイズを100%にしています。(因みに写真にあるLenovoのX1 Nano だと、解像度:2160×1350、フォントサイズ:100%(OS推奨は150%)
ディスプレイは広々ですが、これが「老眼にむち打ってる状態」であることは明白。高解像度のPCで長時間書いたり、思考するのは辛いのですが、こうしてポメラDM250で書いて、ノートPCは奥で開いて「何かあれば調べる」といった使い方をしています。
PCとポメラの両方使いで「ネットの誘惑に負けないか?」という疑問も沸いてきますが、結論として「誘惑には負けない、そもそも魔の誘いはやって来ない」です。(私の場合)
物理的に離れているPCのタッチパッド・キーボードに手を伸ばさないといけないからなのか、全くよそ見したくなりません。同一視界、同一操作環境にないからでしょうね。面白い効果です。「PCで調べる・ポメラで書く。」この連携はオススメです。
ラジオ(radiko)を聴きながら
因みにこの記事を書いている時刻が深夜3:30です。PCで開いたラジコから流れる「NHKラジオ深夜便」。内容がわかるかわからないかくらいの音量でBGMを流しながら、このポメラに向かっており、とても楽しい時間です。
「聞こえるか聞こえないかの音量」というのがポイント。内容が聞き取れないことが大切です。あくまでもBGM。バックグラウンドに徹してもらいます。
こだわるならAMラジオで受信。マイルドなAM音質で聴くのがいいのですが、デジタル機器に囲まれた昨今。AMの聴取環境としては厳しいですが、窓際に持っていって多少のノイズ混じりで入ってくるAMラジオを聴く。この聴き方も楽しいです。
気づいたらDM250の道具としての体験・レビューというより、ポメラをハブとして書き進めるための環境や雰囲気作り、私個人の楽しみ方にについて書いていましたが、ここからはDM250にフォーカスを戻してみます。
今回は「ディスプレイ保護フィルム」と、持ち運びに便利な「収納ケース」のオススメについて。
オススメの「ディスプレイ保護フィルム」
キングジムの公式ECサイトにある保護フィルム(DM250/200用保護キット EC-DMP7)も良さげですが、私はAmazonで「ミヤビックス ポメラDM250 DM200用 反射防止保護フィルム」という商品を購入しました。無光沢・低反射仕様でサイズは「ジャストサイズ・超ぴったり」です。少しの余白もないといっていいでしょう。余白がない分ズレることもなくきれいに貼ることができました。
スマホの保護フィルムと同じ要領で作業したらすぐ終わります。
すっきりしましたね!視認性も特に問題なし。無光沢なので照明や背景の映り込みもなく、快適に執筆することができます。こちらは純正品より高いです。
同時発売の「キングジム謹製・ハードケース DMC7」について
DM250の発売に合わせて専用のDMCケースDMC7も発売されました。(DM200にも対応しています。)純正品だけあってしっかりとしたつくりで、本体の色合いとも調和がとれています。
がま口のように開くタイプで、DM250をまっすぐ縦に落とすように入れたらすっぽりはまる作りになっており、ケースの中にあるやや厚みのあるクッション材が、DM250本体をケース中央にホールドします。
外装はアルミ素材のハードケースなので普段使いの鞄はもちろん、スースケースの荷物の間に突っ込んでもDM250を保護してくれそうです。
気になるのは「嵩と重さと・・・」
「嵩」
このハードケースDMC7ですが、しっかりとしたつくりと引き換えに手元に届いたときの感想は「思ったよりデカいな」でした。私が普段使っている鞄の中に入れると、このハードケースがかなりの場所を占有しています。
「重さ」
次に重さ。カタログ上の質量は432gです。しっかりしたつくりのため、重さもそれなりにあります。DM250本体重量と合計すると1㎏オーバー。Pomeraユーザーさんだと、同じ鞄にタブレットやノートPCも持ち運んでいる可能性が高いので、ポメラだけで1キロ超えは考え物です。
このハードケースDMC7のみであれば「結構かさばるな」くらいの感覚なんですが、DM250本体を入れると「デカい、重い」というフレーズが視覚、触覚から脳内に飛びこんでくる印象です。
私の個人的感想ですが、電車移動くらいの普段使いには選択しずらいです。
「と・・・」
と・・・というのはスペック上では出てこないところになりますが、鞄から出すときの「動作・挙動が大きい」という点です。
長方形の短辺に出し入れをする口が開いていますので、本体を出しきるまでにポメラもう1台分の長さが必要になります。刀をを鞘から出す動作。そんなイメージです。
広々とした場所ならそこまで気にならないと思いますが、カフェとか、結構お隣さんと近いときは、スマートじゃないです。膝上にケースをおいてポメラを抜き出したときは、手が顔のところまできます。その感じは読者の皆様の脳内にてプレイしていただければと。
というわけで、このポメラ専用ハードケース「DMC7」。 私の個人的な感想の範囲内であれば、普段使いより、スーツケースの荷物の中に入れたり、同梱する荷物が固くてポメラに傷をつけてしまうような場合にオススメします。
純正品且つアルミ素材の外装なのでデザインや、保護するという目的に特化したときの安心感はダントツです。どんなオプションを買い足していくかというのも、ガジェット好きには楽しい過程のひとつ。ハードケース OR ソフトケース。ポメラの使用シーンに応じて選択するといいでしょう。
オススメの「収納ケース」
私は発売日にハードケースDMC7を同時に購入、数回使ってみて前述の感想を抱きました。普段使いにはヘビー過ぎて使用頻度が減るなと。普段使うには持ち出しやすい、手に取りやすいがとても大事ですから。そこで普段使い用のケース探しへ。
ソフトケースで軽さを重視
Amazonを巡っていくつか比較検討し「LOE DM200/DM250 専用ケース」をポチりました。(Amazonおすすめのフラグがついている商品でレビュー数も多く、★★★★でした。)
価格は2000円前後で、純正のハードケースより手に取りやすい価格。
PU(ポリウレタン)レザー(合皮)なので、金属を使っていない分、軽量です。
数字で表すと、
・純正ハードケース DMC7 432g
・LOE PUレザー(合皮)ケース 120g
重さに関しては言うに及ばずです。
分類としてはソフトケースになりますが、以外と厚みのある素材でDM250専用に採寸・製造されているので余分な隙間がありません。本体がケースの中で動いて衝撃を受けたり、傷がつくことはなさそうです。
普段使いしやすいサイズ感
純正ハードケースのDMC7は、その堅牢なつくりからマチも大きめにとられています。それだけケースの内部で確実にホールドされるのですが、引き換えに嵩増しの要因になっていました。
普段使いではそこまでの堅牢性はなくてもよいので、薄くて軽い、そこそこ耐衝撃性も欲しいといった目的にも、このLOEの合皮ケースは適していると思います。
おまけ
このLOEの合皮ケース。ディスプレイの保護フィルムもついています。
私は先にミヤビックスの保護フィルムを貼ったので使うことはありませんでしたが、この商品だけでポメラの保護に関してはできてしまうのでお買い得ではないでしょうか。
まとめ
今回はポメラDM250のレビュー2回目をお届けしました。
購入後、もう少し早くレビューができればと思いましたが、稼業にかまけているうちに、発売から2ヶ月が経ちました。キングジムの公式には、今回サードパーティ製でご紹介した、ソフトケースと、ディスプレイ保護フィルムもラインナップされてきました。(2022年10月現在)
いろいろなレビュー記事を拝見していると、ネットにもつながらない「書くことに特化した道具」の期待値の高さを垣間見ることができて面白いと思っています。
次回はキーボードやディスプレイなど、ハード的なことの気づきを書いてみようと思いますが、先出しすると「キーボードは強めの打鍵をする」ことが、このDM250の癖を操ることにつながり、書くための良き相棒にすることができます。→軽いタッチ・打鍵だと予期せぬ入力結果となりやすい!?
というわけで、次回。