オンラインを使った学会・学術集会。リアルの会場+オンライン講演のハイブリッドスタイルも定着してきました。発表者を撮影したカメラの映像にPowerPointスライドを画面共有し、配信するスタイルが主体になっています。
しかしこれだけでは、ほぼ終日に渡る学会のプログラムとして単調となってしまいますね。特にオンライン上の聴講者にとって、画面を見続けるのは集中力が続かず眠気との戦いに陥りがちです。
そこで、今回は学会や学術集会を盛り上げ、オンライン配信の映像演出としても効果的な「実技・手技のアップ映像を取り込んだ学会の事例」をご紹介します。
見せる工夫
こちらは医療系(鍼灸)の学術集会。
講演者+PowerPointを使った定番の配信スタイルに加え、手技の手元アップ映像ををふんだんに取り入れています。鍼灸では細い針をどのように刺すか、術者の手指の動きが重要とのことで、弊社技術チームでも「術者が見せたい画」を瞬時に作るためにカメラワークを工夫しました。
運営の工夫
運営においても様々な工夫を凝らしました。
会場はもとより、オンライン参加者からも数多くのチャットが届きます。「どの部位が見たいか」という、画角・カメラワークへについてのリクエストが、ディレクターやカメラマン、そして演者の先生も同時に確認することができるようチャットや質問が確認できるように随所にモニターディスプレイを用意しています。
発表者と会場・オンライン双方の参加者がリアルタイムに交わり、活発なディスカッションが行えます。
クライアント様のお話によりますと「これまでは特に撮影もすることもなく、手技のときは発表者の周囲を限られた人数の人が囲むというスタイルだった。配信のためにカメラを入れた結果、手元のアップが会場のディスプレイにも映し出されることになり、会場参加者も着席のまま、より鮮明な術野を見ることができ、とても効果的だった」との好意的なご意見を伺うことができました。
イサオスタジオでは、オンラインを活用した学会・学術集会の運営が盛り上がるにはどうしたらいいか。社内はもちろんご利用いただいているクライアント様のご要望を取り込みながらサービス開発を行っております。
事例のような実技・手技を伴い「見せる映像」をプログラムに取り込んでみませんか。
ハイブリッド開催の学会や学術集会などのご予定がありましたらお気軽にお問い合わせください。